阪神淡路大震災体験のつづき

１月１７日に尼崎の橋の上で震災にあい

生かせてもらった私

私が　神戸に行くことになったのは
震災から３日目

復興のプレハブを運ぶ仕事が入った時

社長「だれか～　神戸に行ってくれないか～」
 誰も　行くと言わない

理由１　関西は　運賃が安い　（１回いくらだから）
理由２　帰りの荷物が確保できない　帰りの空荷は金にならない
理由３　災害地に行きたくない
理由４　１回いくらだから　時間がかかるところには　いきたくない
理由５　なんとなく、、、

などなど
いいことなんて　　なんにもないので
だ～～れも　いかない

今までも　関西は　運賃が安くて　遠いから　だれもいきたがらないので
私が行っていた

私は　関西に好きな人がいたので（トラッカー）　関西を好んで選んでいた＾＾

ということで
あ「私が　行くよ～～」
 社長「お前　怖くないのか？　まだ　寝られないんだろ？」
 あ「寝れないけど　ぼちぼちいくから～大丈夫～」
 社「うむ　心配だけど　一番なれてるの　お前だからな～　じゃたのむか、、」

と　渡されたのは　緊急マーク！！！　　　なにこれ？

社「夜　これを張っておけば　通行止めの所が通れて　荷物を届けられる」
あ～～　ニュースでやってた　　やってた～～～＾＾
これが　緊急マークか～～～＾＾

社「じゃ　○イワハウスで　プレハブ積んで　神戸まで頼むよ」
 あ「うん　いってくる～～～」
 社「俺が　もう少し若ければ　ついていくんだけどな～」
 あ「社長、、、ありがと、、」
（気持ちだけで　いいよ、、、　　邪魔だから、、、）

この社長　よく働く＾＾
荷物乗せにいっしょにいったり
愛知まで飼料を取りにいけなくなった社員のかわりに自分がいったり
そのとき　私をよく乗せていく　ま～しゃべる　しゃべる　楽しいらしい＾＾；
と　おもっていたら　次この仕事が私にきたときに困らないように　いきなりじゃなくて　教えてくれていたんだよね＾＾；
 （あ！道がそれた）

で　○イワハウスにいくと

ダ○ワさん「今　至急に作っているんだが　まだ　出来上がっていないんだ　待ってて」
と　見ると　構内の通路に　荷物乗せ待ちのトラックが並んでいる
 ダ○ワさんも　大変だ、、、

行く場所と　注意事項の紙をもらう
注意事項？？？　いつもは　住所しかもらわない、、、

なになに、、、
・現場に着いたらエンジンは消す　（寝ている人たちがいる為）
・あまり早く現場に行かない　　　（現場がせまいため）
・たばこをすわないこと

たばこをすわない？なんじゃこりゃ？
ねね　　なんで　　たばこ吸っちゃだめなの？

ダ「あ～～　ガス漏れしてるからだよ～～」
だよ～～って　　　そんなとこ　行かせるの？
 危ないじゃん＞＜
 緊急マークじゃないよ　　危険マークだよ～～＞＜

で　　トラックの中で寝ていたら
「荷できたよ～」　　と起こされ
荷を乗せたら

ペンキが　手に～～＞＜（軍手に＞＜）
 乾いてないよ～～　塗り立てだよ～～＞＜

で　乗せて
 ひたすら　神戸に向かう

大阪に入ると　あいかわらず　首都高止まっていた
大阪のトラッカーさん達と無線で話したり
「きてたんか～」「なんで　こっちで地震にあうかな～」
と　みんな元気そうでよかった＾＾

で　現場近くのコンビニへ　
 缶ジュース　すべて　へこんでいる、、、
 店「すいません　倒れて　へこんでいるので、、あとトイレもつかえないんです」
そんな状態でも店を開いているんだ、、、

三宮駅の近くの商店街、、、現場まで　歩いていくと、、、
 夜明け　まだ　暗くて、、、　　くさい、、、、
う＞＜　　これが　ガスのにおい？
こわい、、、　他のトラッカーさんがいた、
でも　目をあわせても　お互い　言葉がなかった、、、
おたがい　なんか　なにも言えなかった、、、

行きは　いいんだけど
帰りは　緊急マークもなく
交通渋滞の中　静岡までかえらないといけないんだけど
２０キロ　（１５分ぐらい？）のところが　５時間かかる＞＜

トイレにいけない＞＜
 初めて　キャンプ用の緊急トイレ使ったよ；；

高速道路　中国自動車道に逃げても　込んでて
 パーキングじゃなくて
道路に　非常用トイレが設置していあったりした；；

そして　静岡に帰ると　また
荷物を乗せて　　神戸に、、、

ひたすら　これの繰り返し、、、

２回目の場所のとき　ポートアイランドの近くだったんだけど
 ビルのまん中の階がつぶれていたり
 かたむいていたり　窓ガラスがなかったり
映像では　わからない　恐怖をまた　感じたり

夜中　マンションのところを徘徊する黒い影、、、
（後で　物取りと知ったんだけど）
どう見ても　緊急じゃない車が走っていたり　　　
（マークを勝手に作っていたらしい）

いろいろ　あったな～～～～

つらかったのは
建てる公園の横で朝待機しているんだけど
公園のテント（キャンプ用の）から制服をきた子供達が寒そうに学校に行く姿が
 とても　とても　悲しかった；；

なので　この頃　ず～と　トラックの中で寝泊りしていて　うちに帰れなかったが
何にも苦にはならなかった、、、
 早く　　この子たちに　プレハブをと　思っていた
建てるのは　私じゃないけど
私が運べば　少しでも　早く建つかとおもって
 ひたすら　　プレハブを運んでいた、、、

傾いた家
ゆがんだ窓
そんな店でも開けていて
朝　パンを買った
店「どこからきたん？」
 あ「静岡」
 店「遠いところからきたんやね～がんばりいや～」
 あ（え？　がんばり～や～　　は　　わちが言わなくちゃいけないんじゃ？）
 関西のおばちゃんたちは　強いな～＾＾
これなら神戸は大丈夫だな＾＾

バレンタインディーには
現場で働いている人たちに
チロルチョコの箱を母に持たされたので
プレゼント～ 炊き出しの人たちにも～～
（お礼に　わける　パンとジュウスもらっちゃった＾＾；）

現場には
高校生ぐらいの子もいて
「家もなくなって　学校も行けないから　働いている」とのこと
（あのこたちは　今　どうしているのだろう？）

４月から鍼灸学校に行くために
熱海に引っ越してしまい
トラッカーをやめてしまったので
このあとの　神戸は知らない、、、

この前通ったら　きれいになっていたな～
まだ　傷跡は残っているのだろうか？

数年前に神戸に行ったら

きれいになっていた

あの時の事は　忘れない
 けど

今は　　自分の出来る事を　精一杯やる　　それだけ、、、
 長文失礼いたしました